映画への進出
テレビドラマで活躍していた人が映画に進出するケース。
これが以外に多いことを知っていますか。
例えば、シドニー・ルメット。
「十二人の怒れる男」で映画監督デビューした彼は、CBSのディレクターとして5年間に500本ものドラマを担当した人物です。
ドラマの制作者だったアーウィー・アレン。
彼は、デザスター・ムービーの代名詞「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」を製作(後者は監督も)しています。
ティーブン・スピルバーグがテレビドラマ出身なのも有名な話です。
彼は、テレビドラマからキャリアをスタートさせたせいか、映画監督として成功してからもテレビドラマの制作に関わっているようです。
このように、テレビドラマのクリエーターの中から、映画に進出する人が増えたのはどのような背景があるからなのでしょうか。
それは、映画会社がスタジオ所属の演出家を育てる制度が崩壊しつつあるかえらです。
その代わりに、1作ごとにスタッフをそろえては解散するシステムになったのです。
その結果、無駄な人件費を減らすことには成功したのですが、スタジオ付きの才能というのは育たなくなってしまうのです。
逆に、TVドラマの場合はプロダクション制作制になっています。
各プロダクション所属のスタッフは、現場を経験することで、実戦的な戦力になるのです。
特に、近年のラブ・コメディーのヒット作の多くがテレビドラマ出身の脚本家による作品が多いようです。
そうした傾向は、人だけの話ではありません。
人気のテレビドラマやテレビアニメが映画化というケースも多いです。